宇宙作家クラブ
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●宇宙作家クラブ,2001年の宇宙関連10大ニュースを選定(2001.12.31)
 トップはH-IIA打ち上げ成功,有人宇宙飛行が興味を集める
 宇宙作家クラブ(SAC,顧問:小松左京 http://www.sacj.org/)は,2001年に起きた宇宙関連の10大ニュースを選定しました。
 第1位はH-IIAロケット1号機の打ち上げ成功。2位にデニス・チトー氏の宇宙観光旅行,3位にロシアの宇宙ステーション「ミール」の落下,4位にNASDAの有人宇宙船構想が入りました。全体にクリエーターは有人飛行に強い興味を持っているという結果がでました。

 SACが選定した2001年の10大ニュースは以下の通りです。
第1位 「H-IIA1号機打ち上げ成功」
   8月29日,宇宙開発事業団(NASDA)のH-IIAロケット1号機が打ち上げに成功しました。日本にとって久しぶりの打ち上げ成功です。
 しかしこれですべて解決というわけではありません。H-IIA2号機は1月31日の打ち上げを予定しています。

第2位 「チトー氏,初の宇宙観光旅行」
  4月28日,アメリカの実業家デニス・チトー氏はソユーズ宇宙船に搭乗して国際宇宙ステーションに向かい,一週間滞在の後帰還しました。
 チトー氏は,ロシアに2000万ドルを支払っており,史上初の宇宙観光旅行となりました。

 
第3位 「ミール落下」
  3月23日,1986年の打ち上げ以来,15年に渡って運用されてきたロシアの「ミール」宇宙ステーションが落下しました。
 スペースシャトル「チャレンジャー」の事故直後に打ち上げられ,旧ソ連,そしてロシアの宇宙ステーションというのみならず,人類の宇宙に対する最前衛として大きな役割を果たした「ミール」。最後は逆噴射で大気圏に突入し,ニュージーランド東方海域に落下しました。

 
第4位 「NASDA先端ミッション研が有人宇宙飛行構想を提言」
  12月10日,NASDA先端ミッション研究センターは,日本独自の有人宇宙船「ふじ」の構想を発表しました。
 カプセル型宇宙船で,最低で一人2億円で宇宙に行けるとしています。なお,構想の検討には宇宙作家クラブのメンバーも参加しました。

 
第5位 「獅子座流星群、大流星雨になる」
  11月18日夜から19日明け方にかけての獅子座流星群は予報通りの大流星雨となり,ピークには1時間に3000個もの流星を見ることができました。

 
第6位 「宇宙開発事業団など宇宙三機関の統合決まる」
  宇宙開発事業団,宇宙科学研究所,航空宇宙技術研究所を3年後に統合し,独立行政法人化することが決まりました。

 
第7位 「NEAR,小惑星エロスに着陸」
  米航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機「NEAR」は1年間に渡る小惑星エロスの観測を終え,ミッションの最後にエロスへの着陸に挑みました。
 2月13日,NEARはエロスへの着陸に成功し,小惑星の到達した史上初の人工物体となりました。

 
第8位 「マーズオデッセイ2001,火星到達」
  4月7日に打ち上げられたNASAの火星探査機「マーズオデッセイ2001」は,10月24日,火星を周回する軌道に到達しました。
 NASAはその前の火星探査機「マーズ・クライメイト・オービター」と「マーズ・ポーラーランダー」は火星到着時に交信が途絶しており,1997年の「マーズ・グローバル・サーベイヤー」以来4年ぶりに火星に到着した探査機となります。

 
第9位 「X-33,34,37中止,X-43失敗 」
  NASAの次世代完全再使用型シャトルを目指した実験機,X-33,34,37が次々と技術的困難にぶつかって計画中止になりました。
 特に本命と目されていたX-33の中止は,次世代シャトル開発を大きく遅らせることになりました。
 また,スペースプレーンの動力として有望とされているエンジン「スクラムジェットエンジン」の試験機X-43は,6月2日に「ペガサス」有翼ロケットで打ち上げられましたが,ロケットがトラブルを起こして実験は失敗しました。

 
第10位 「中国,神舟2号打ち上げ」
  中国は,有人飛行に向けて2機目の実験船「神舟2号」を1月9日,打ち上げ,1月17日には再突入カプセルの回収に成功しました。
 1999年11月19日に打ち上げられた「神舟1号」に続くもので,早ければ2002年中に有人飛行を行うものと見られています。
 成功すれば中国は旧ソ連,アメリカに続き,有人飛行を達成した3番目の国となります。

 
 
 
   以下
・ボストーク40周年,シャトル20周年
・宇宙SFコミック復活
・角野直子さん宇宙飛行士に
・冥王星探査機,予算復活
・太陽探査機 「GENESIS」 の打ち上げ
・21世紀になった!
・国際宇宙ステーション,またもコスト超過
・巨大電波望遠鏡ALMA,北米・欧州・日本による決議書署名
・スーパー・カミオカンデ事故

 などがニュースとして挙がりました。

 選定方法:SAC会員からニュース候補を挙げてもらい,会員用ホームページを使い投票しました。1人が5つのニュースを選択するという方式で,全会員106人中,30人が投票しました。


 
 この件に関する問い合わせは 宇宙作家クラブ事務 松浦晋也(smatsu@sacj.org)までお願いいたします。

 宇宙作家クラブ(Space Authors Club of Japan):1999年3月末設立の任意団体。宇宙と宇宙開発に興味を持つ著作者(作家、漫画家、イラストレーター編集者など)の集まり。関連知識の吸収と会員各自の著作への反映を目的としている。ホームページ:http://www.sacj.org/
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