投稿日 2000年10月12日(木)09時21分 投稿者 江藤 巌
離昇から約1時間。ディスカヴァリーは地球を約2/3周したことになる。
ディスカヴァリーはOMS(Orbital Maneuvering System)を噴射して、近地点85km、遠地点372kmの軌道に移行した。この後も軌道をこまめに修正しながら国際宇宙ステーション(ISS)に接近して、予定では10月13日午後1時43分(日本時間14日午前2時43分)にISSとランデヴーする。
今回のミッション、STS-92/ISSフライト3Aのハイライトは、ITS(Integrated Truss Structure)Z1と呼ばれるトラス構造のISSへの取り付けである。ITS Z1はこれからのISS拡張の骨組の基礎となる。若田光一宇宙飛行士は、シャトルのマニピュレイター・アーム(ロボット・アーム)を操作して、大きなITSをISSに結合することになる。
改めてスペースシャトルのこれまで100回のミッションをまとめておく。
OV-102コロンビア(Columbia) 1981年4月初飛行 26回
OV-099チャレンジャー(Challenger) 1983年4月初飛行 10回(1986年1月喪失)
OV-103ディスカヴァリー(Discovery) 1984年8月初飛行 28回
OV-104アトランティス(Atlantis) 1985年9月初飛行 22回
OV-105エンデヴァー(Endeavour) 1992年5月初飛行 14回
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