投稿日 2001年8月29日(水)09時37分 投稿者 江藤@種子島
H-2Aロケット試験機1号機の打ち上げは、予定の29日13:00時よりも2,3時間程度遅れる見通しである。
カウントダウン開始直後の6時10分ごろ、ロケットに推進剤を充填する配管の接続がうまく行かないというトラブルが生じた。
この配管はほんらいは自動で接続するのだが、接続を確認する信号が得られなかった。
このためマニュアルで接続をトライしたところ、接続信号は発せられないものの、外部からの観察で配管が確かに結合していることが確認できた。接続は結合した配管の長さから確認された。
念のため再度自動でトライしたところ、今度は信号も確認でき、外部の観察からも結合が確認された。
8時25分に推進剤充填作業は再開され、推進剤タンクの予冷が始まった。
しかしこの作業はほんらいならば6時30分に開始される作業なので、すでに作業は2時間は遅れていることになる。
この遅れがそのまま持ち越されれば、打ち上げは午後1時ではなく午後3時となるが、NASDAではまだ打ち上げ時刻をいつにするかは決定していないようだ。
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