宇宙作家クラブ
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No.796 :別の角度から見たH-IIA ●添付画像ファイル
投稿日 2003年11月29日(土)04時24分 投稿者 松浦晋也

 宿に戻ってきました。別の角度から撮影した画像も入手しましたのでアップします。
 撮影:相場二郎


No.795 :名前はNASDA ●添付画像ファイル
投稿日 2003年11月29日(土)02時47分 投稿者 松浦晋也

 固体ロケットブースターに書いてある組織名はNASDAのままでした。

 なお、ロケット打ち上げスケジュールには余裕が見込んであるので、この遅れが打ち上げに影響することはありません。


No.794 :H-IIA6号機ロールアウト ●添付画像ファイル
投稿日 2003年11月29日(土)02時44分 投稿者 松浦晋也

ロールアウトは当初午前0時30分からの予定でしたが、機体チェック(ガス系のようです)に時間が掛かったために午前1時30分以降となりました。午前1時40分、機体が機体組み立て棟から姿を現し、約20分をかけて射点まで移動しました。


No.793 :Yマイナスゼロ記者会見 ●添付画像ファイル
投稿日 2003年11月28日(金)16時10分 投稿者 松浦晋也

 午後3時からはYマイナスゼロの記者会見がありました。写真左が河内山ロケット主任、写真右が園田企画主任。


園田:企画主任
 現在のところ設備、ロケット、気象のすべては問題なし。9月27日の打ち上げ中止以降に行った作業を説明する。その前に内調はじめ関係機関および鹿児島県、種子島関係者、漁業関係者に感謝する。
 9/27は慣性誘導装置(IMU)を交換した。ロケット本体は火工品を解除した後保管。衛星はロケットに搭載したまま大型ロケット組み立て棟で空調とバッテリー補充電をしつつ保管。
 新しいIMUは11月中旬に島に持ち込んで取り付け、11/23に動作を確認。

河内山ロケット主任。
 昨日までの作業は、ロケットを巻いている保護材や足場をはずすクローズアウト作業と火品を接続するアーミング作業を行った。

 本日は0時半からロケットのロールアウト、射点の配管接続を行った上で午前6時頃から推進剤を充填作業に入る。

 雨の条件は移動時には15mm/h、打ち上げ時は8mm/h。これはロケット表面の断熱コーティングへの影響から決まっている。
 打ち上げ時最大瞬間風速は14.7m/s。これは打ち上げ時にロケットが射点設備にヒットしないという条件から決まる。
 打ち上げコンフィギュレーションは、補助ブースターを4本を装着する2024型。

 打ち上げシーケンスの説明。ただし具体的な秒時についての説明はなし。

園田主任:天候について。昨日の予報よりも風速の予想が弱まっている。昨日低気圧が抜けた後、高気圧の張り出しがない、また台風の影響がほとんどないということから、風速予想が弱まった。

 打ち上げ制約条件について10月から11月にかけて太陽フレアが活発なので、こちらも打ち上げにあたって通信総合研究所にお願いしてウォッチしている。現状太陽表面は安定しているということだが、場合によっては


質問:JAXAになってなにか手順に変更はあったか。
答え(河内山):特にない。
園田:10月の組織改編に伴っていくらか人事異動があったが、前回と打ち上げ隊の主要メンバーに変更はない。

質問:太陽フレアと天候についてより詳細な説明をお願いしたい。
答え(園田):高気圧の張り出しがないということが、風が弱まった要因だ。
答え(河内山):太陽フレアはロケット搭載の電子機器にラッチアップやアップセットという影響を与えるが、今回太陽フレアの影響をうけにくい軌道に入るのであまり心配をしていない。

質問:天候の最終判断は明日の何時ごろか。
答え(園田):午前10時頃

質問:明日一番の心配要因はなにか。にわか雨か?雷か?
答え(園田):現状では共に心配するほどではない。

質問:情報収集衛星は電源系の再点検をしていないのか。
答え(園田):「みどり2」関連の質問だと思うが、設計的にも構造的にもみどり2のものとは違うという報告を内調に出して了承されている。

質問:打ち上げへの意気込みが聞きたい。
答え(園田):JAXAになったとしてもNASDA時代と同じく1機1機確実に打ち上げるという気持ちに変わりない。本日の天候がおだやかだったので、気分は晴れやかである。今晩10時からの打ち上げ作業は、この気持ちでやれば必ず成功すると思う。
答え(河内山):昨日はすごい雨で、明日の打ち上げはないと思わせるほどだったが、その雨がみんなの気持ちを洗ったと思う。

 前回9月のブリーフィングは、種子島宇宙センター企画部門、つまり現地広報の園田氏だけが出席するという異例のものでしたが、今回はロケット主任の河内山氏も出席する、かなり通常の打ち上げに近いブリーフィングでした。もちろん、というべきか、衛星関係者は出席していません。

 明日の天気予報です。11月29日土曜日の天候は北北東の風4-5m/sのち5-7m/s、夜は7-9m/s、曇り、昼過ぎからにわか雨、夕方から時々雨。最高気温19℃、最低気温17℃。ロケットの上昇する姿はすぐに雲に隠れそうですが、打ち上げに支障の出る天候ではありません。


No.792 :打ち上げまで24時間を切った射点。 ●添付画像ファイル
投稿日 2003年11月28日(金)16時06分 投稿者 松浦晋也

 ロケットの見える丘から見たH-IIA射点設備。現在打ち上げ隊は明日の打ち上げに備えて休養をとっています。打ち上げ作業は午後10時から始まります。

 打ち上げ時刻は明日の午後1時33分です。


No.791 :センターへの道での検問 ●添付画像ファイル
投稿日 2003年11月28日(金)16時04分 投稿者 松浦晋也

 センターへの道では検問が実施されていました。進入する車のナンバーとドライバーの免許をチェックするというもので、車の下を鏡で検査するということもありませんでした。


No.790 :センターの植え込み ●添付画像ファイル
投稿日 2003年11月28日(金)16時02分 投稿者 松浦晋也

 センターの植え込みはNASDAからJAXAに変わっていました。


No.788 :種子島に到着しました
投稿日 2003年11月28日(金)14時55分 投稿者 松浦晋也

SAC種子島取材班は、種子島宇宙センターのプレスセンターに到着しました。これよりH-IIAロケット6号機の打ち上げを現場からお伝えします。

 種子島の天候は薄曇り、ただし島のところどころでは雨が降っています。台風が近づいていて海はかなりうねりが入っています。明日の午後1時時点での風向風速は北東6m/sの予想です。この風ならば十分打ち上げられますが、ブロー(瞬間最大風速)が14.7m/sを超えると打ち上げは中止になります。

 台風接近のため、打ち上げがずれるとしたら数日単位でずれる可能性が高いです。


 とりあえず第一報をお伝えします。午後3時からはYマイナスゼロの記者会見です。

No.787 :宇宙飛行士が66人
投稿日 2003年10月18日(土)02時35分 投稿者 江藤 巌

今回の第18回世界宇宙飛行士会議(The 18th Planetary Congress of the Association of Space Explorers)
に参加した現役や元の宇宙飛行士は、15カ国66人に上った。
754で14カ国65人と書いたのは誤りで、開会式の時点では14カ国から64人、
午後のセッションまでにドイツから一人が加わり、13日の時点で15カ国65人。
ロシア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、ハンガリー、カザフスタン、モンゴル、ポーランド、ルーマニア、スイス、シリア、アメリカ、ドイツ、日本。
その後エドウィン・E・オルドリン宇宙飛行士が来日、記者会見だけで帰国したので、
参加した宇宙飛行士は全部で66人となった。

No.786 :日本人宇宙飛行士勢ぞろい ●添付画像ファイル
投稿日 2003年10月18日(土)00時40分 投稿者 江藤 巌

日本人の宇宙飛行経験者と訓練中の宇宙飛行士、合せて9人の集合写真。
実は日本人の宇宙飛行士が全員そろって写真に納まるのはこれが初めてである。
左から土井隆雄、星出彰彦、向井千秋、若田光一、秋山豊寛、毛利衛、
角野直子、古川聡、野口聡一の各宇宙飛行士。
野口宇宙飛行士は、来年のシャトル再開飛行に向けた訓練の合間を縫って来日した。


No.785 :大成功を納めた会議 ●添付画像ファイル
投稿日 2003年10月18日(土)00時32分 投稿者 江藤 巌

大会実行委員長の毛利衛宇宙飛行士と握手する、ASE共同会長の
アレクセイ・A・レオーノフ宇宙飛行士とジョン・フェイビアン宇宙飛行士。
今回の第18回世界宇宙飛行士会議は、贔屓目ではなく成功だったと評しても良いだろう。
特に日本人得意の綿密なオーガナイズと丁寧な気配りは好評であった。


No.784 :共同宣言 ●添付画像ファイル
投稿日 2003年10月18日(土)00時31分 投稿者 江藤 巌

閉会式で読み上げられた今回の会議の共同宣言。全宇宙飛行士の署名入り。このボードは日本科学未来館に展示される予定。


No.783 :遺志を継いで ●添付画像ファイル
投稿日 2003年10月18日(土)00時29分 投稿者 江藤 巌

表彰式では、ASE(宇宙探検家協会)でもっとも名誉ある賞、クリスタル・ヘルメット賞が、
チャレンジャー事故(1986年)でなくなったエリスン・オニズカ空軍中佐の未亡人、
ローナ・オニズカ夫人に手渡された。
ローナ夫人は他の遺族とともにチャレンジャー財団を立ち上げて、世界各地で宇宙教育に尽力されている。
満場のスタンディング・オベイションの中、クリスタル・ヘルメット賞
(後ろの台の上、ガラス板に透明ガラスの球体がはめ込まれている)を受けるローナ夫人。


No.781 :熱血教授 ●添付画像ファイル
投稿日 2003年10月18日(土)00時27分 投稿者 江藤 巌

テクニカルセッション5で、JAXA(宇宙航空研究開発機構)を代表して日本の宇宙開発の現状を説明する的川泰宣教授。
「JAXAの英語名称のExploration(X)は、私が地下鉄の中でひらめいて提案した。
Explorationとは、うまい言葉を選んだと、幸い外国の方にも大変評判が良い」
(中国の有人宇宙飛行について)「やられたな、といった感じだ。
先を越された寂しさはあるが、不思議に悔しい気持ちはない。
日本も負けていてはいけない。久しぶりに血がたぎる気がする」


No.778 :世界宇宙飛行士会議閉幕 ●添付画像ファイル
投稿日 2003年10月18日(土)00時23分 投稿者 江藤 巌

世界宇宙飛行士会議、17日が最終日である。
今日は午前中にはテクニカルセッション4「国際宇宙ステーションについて」
午後にはテクニカルセッション5「将来の有人宇宙飛行計画について」が開催された。
セッション5の終了後は閉会式となり、表彰、今回の会議の共同宣言発表、
日本人宇宙飛行士勢ぞろいのフォトセッションなどがあった。
写真はセッション4の報告記者会見でのヴラジーミル・ソロヴィヨフ宇宙飛行士(ロシア)と
キャロル・J・ボブコ宇宙飛行士(アメリカ)。