投稿日 2006年12月17日(日)14時06分 投稿者 松浦晋也
17日午後1時半からのY-0ブリーフィングの様子です。
出席者は、種子島宇宙センター技術課長の佐藤寿晃(企画主任)、H-IIAプロジェクト・マネージャー遠藤守(ロケット主任) ETS-VIIIプロマネ辻畑昭夫(衛星主任)。
H-IIAロケット模型の横にきくはちぞうがいない。「旅をしている」と佐藤主任らが会話。
佐藤:
作業概要。逆行作業は午前中に終了。保管中。
天候。朝三時の段階。西高東低の気圧配置で風と雨が強い。これは昨日の予報通り。
今夜から天候は落ちつく。雷は、現時点ではあまり問題ないと予想している。明日は風は弱まる予想。天気は大陸からの高気圧が来て良い天気になると思われる。氷結層については、今後薄くなると予想されるため、明日は問題なくなる。
最新軌道データによる国際宇宙ステーションなどとの衝突解析を行った。問題なし。予定通り15時32分をターゲットとする。
今後の作業。23時30分に天候判断。2時30分、機体移動。
5時半天候判断で推薬充填前の判断をする。
以下質疑応答。
NHK:24時頃まで雨が続くという予報になっている。機体移動時の天候に対するマージンはどの程度か。
遠藤:雷がある場合は移動しない。風は15メートル、雨は15ミリを超えないこと。これらは作業安全の観点から決めている。
NHK:機体移動が遅れた場合、時間の余裕はどうか
遠藤:スケジュールには全体で3時間の余裕をとっている。その範囲で考える。
NHK:強いてなにか気にかかる点はあるか。
佐藤 各系の準備状況を先ほど確認した。天候含めて全く問題は無い。
以上です。
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