投稿日 2011年1月20日(木)13時45分 投稿者 柴田孔明
H−IIBロケット2号機打ち上げ再Y−1ブリーフィングが1月20日13時30分から行われました。
(※一部敬称を略させていただきます)
出席者 左から
宇宙航空研究開発機構 HTVプロジェクトマネージャ HTV射場主任 虎野 吉彦
宇宙航空研究開発機構 射場技術開発室 室長 企画管理主任 川上 道生
資料読み上げ
川上・宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機/H2Bロケット2号機の打ち上げを、平成23年1月22日14時37分57秒に行うこととした。
虎野・HTVについて問題ない。
22日の打ち上げの場合、ISSへランデブーするまでの飛行期間は、当初予定の7日間から5日間に短縮になる。22日以降の打ち上げになった場合、最低5日の期間が必要なのでランデブー日は延びてゆく。尚、ロシアの輸送船・プログレスがドッキングする関係で1月30日のランデブーは避ける。
質疑応答・種子島会場
共同通信・27日までにISSに到着できるのは22日打ち上げまでだが、結合のプロセスは20日打ち上げと同じか。また打ち上げが更に遅れた場合の結合のプロセスは当初と同じか。
虎野・同じです。
鹿児島テレビ・打ち上げに向けた意気込みをお聞きしたい。また天候の状況はどうか。
川上・気象状況に注意しているが、ほぼ予報通り推移している。最後まで気を引き締めて行う。
虎野・初号機より2号機の方が期待度が高い。気を引き締めて行う。
NHK・結合とキャプチャの時間はいつか。7日を5日まで短縮するのは何か。
虎野・当初と変更は無い。結合は28日4時頃。キャプチャは27日20時45分の予定。
分離後の確認を早めに行うことで対処する。ISSまで5キロ地点(アプローチ点)からのアプローチに関しては当初予定と同じ。
読売新聞・ランデブーが7日から5日になると運用に余裕がないのではないか。
虎野・初号機の実績と訓練の成果を織り込んである。余裕が無い、ということではない。小さいトラブルも見込んでいるが、大きいトラブルの場合は1日程度遅れるかもしれない。
産経・時間を短縮するのは後方地点到着までか。ミッション期間は短くなるのか。到達高度は。
虎野・その通り。ミッション期間は2日短縮されるが、これはNASAとの調整もある。
ISS到達高度は約352Kmの予定。
質疑応答・東京会場
なし
質疑応答・筑波会場
なし
質疑応答・種子島会場
不明・高度は400キロから下げるのか。
虎野・今のISSの高度が352km付近なので、そこになる。
毎日・今回、5日の飛行でISSに着くなら、今後の打ち上げもそうなるのか。
虎野・そうなるかもしれないが、長い方が余裕がとれる。ただ、長すぎるとたるみが出るかもしれない。また、運用チームの能力にもよる。能力の違うチームに引き継いで運用する場合は、最短でないケースも出るだろう。
以上です。
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