宇宙作家クラブ
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No.1573 :打ち上げ ●添付画像ファイル
投稿日 2012年5月18日(金)02時35分 投稿者 柴田孔明

H-IIAロケット21号機の打ち上げ


No.1572 :星の海をゆく
投稿日 2012年5月18日(金)02時08分 投稿者 たまきひさお

明かりが無ければ真っ暗闇の深夜の打ち上げ、地平線から北極星高度までガスってるような空。上空には星が見えるがシーイングはよろしくない。そんな中でのtー0。視界全面が炎の色に染まる。
美しいグラデーションの中心にH-2Aが上昇してゆく。
遅れて届く爆音に体が震える。
星々の光をかき分けて上昇する光。
SRBを分離する頃にはスターフィールドに紛れて行く。

星の海をゆくH-2A。

No.1571 :初参加の感想文 ●添付画像ファイル
投稿日 2012年5月17日(木)13時59分 投稿者 たまきひさお

機体移動見学のプレスツアー。天気も良かったし世界一美しい宇宙基地を実感しました。
これでヤシの木が左右に倒れればなぁ。


No.1570 :H-IIAロケット21号機の射点移動 ●添付画像ファイル
投稿日 2012年5月17日(木)13時54分 投稿者 柴田孔明

H-IIAロケット21号機は、2012年5月17日12時30分よりVABから第1射点に移動しました。これから打ち上げに向けた作業が行われます。なお、今回は第2段が白く塗装されており、フェアリングと一体化しているように見えます。


No.1569 :認定証授与式 ●添付画像ファイル
投稿日 2012年5月17日(木)10時33分 投稿者 たまきひさお

全国から公募されたGCOM-Wの名付け親に認定された小林恵さん。応募総数20998件、「しずく」提案者1392名の中から抽選で選定された。


No.1568 :恒例の規制看板 ●添付画像ファイル
投稿日 2012年5月16日(水)16時21分 投稿者 柴田孔明

いつもの打ち上げに関する看板が設置されています。今回はロケットの射点移動が日中で、打ち上げが夜になります。


No.1567 :H-IIAロケット21号機打ち上げ前(Y−1)ブリーフィング ●添付画像ファイル
投稿日 2012年5月16日(水)16時05分 投稿者 柴田孔明

2012年5月16日13時30分よりH-IIAロケット21号機の打ち上げ前(Y−1)プレスブリーフィングが開催された。

登壇者 左側より
三菱重工業株式会社 MILSETグループ長 並河達夫
宇宙航空研究開発機構 GCOMプロジェクトマネージャ 中川敬三
宇宙航空研究開発機構 射場技術開発室長 川上道生

配付資料読み上げ
並河 H-IIAロケット21号機の準備状況と気象情報について。
 ・H-IIAロケット21号機の射場作業を平成24年4月9日より開始。
 ・ロケット、衛星系等、全系の準備が整っていることを5月13日までに最終確認し、発射整備作業を5月14日より開始。
 ・打ち上げ予定日:平成24年5月18日(金)
 ・打ち上げ予定時間帯:午前1時39分〜午前1時42分(日本標準時)
 ・打ち上げ予備期間:平成24年5月19日(土)〜平成24年6月30日(土)
 ※打ち上げ時間帯は打ち上げ日毎に設定されます。

中川 第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)の準備状況と予定について。
 ・5月8日までに衛星/フェアリングとロケットを結合。
 ・X−10.5時間 衛星電源をON(外部電源)。
 ・X−15分 衛星内部電源(バッテリ)に切りかえ。
 ・X−0(1:39頃) 打ち上げ

質疑応答

鹿児島テレビ:打ち上げへの意気込みをお聞きしたい。
並河:毎号機、なるべく良い天気で打ち上げたいと思っているが、いまのところ予報は問題ない。隊員の士気も高まっている。民営化後ではデュアル(主衛星が複数)は初めてで、初の海外商業衛星である。必ず成功させたい。
中川:この衛星の開発に5年をかけたが、私はプロジェクトの立ち上げから関わったので足かけ6年くらい費やしている。非常に楽しみにしている。自分のやってきた成果を目の前で見てみたい。
川上:最近は年に数機ずつ打ち上げているが、決して慣れることなく気を引き締めて確実に打ち上げていきたい。

朝日新聞:KOMPSAT-3としずく(GCOM-W1)の分離確認の違いをお聞きしたい。
並河:配付資料の付録にあるが、KOMPSAT-3は打ち上げ後十数分後にグアム局で確認できる。GCOM-W1はグアム局では受信できない。第2段ロケットが地球を1周した後にダウンロードして確認をする。記者会見がいつもより若干遅れる(約3時間後)のはそのためである。
 なお、衛星の分離だけは確認できるかもしれない。

西日本新聞:小型衛星の分離確認はどうするのか。
並河:ロケットの機体側のメモリに記録し、2段目が地球を一周した時にダウンロードする。

東京会場
時事通信:物理データ提供は1年後なのか。
中川:気象庁から要望があるのは輝度温度(L1プロダクト)なので8ヶ月後である。

筑波会場
※なし

種子島会場
読売新聞:衛星分離後の動作などの発表はどうなるか。
並河:KOMPSAT-3は軌道投入までの確認。以後は韓国側で行うと思いますが確認します。
中川:しずくについては、JAXAの会見とネットで発表する。SDS-4もJAXAから。小型副衛星は打ち上げ後の初期はJAXAで、その後は大学から発表があります。

産経新聞:衛星分離の判断はロケット側で行うのか。打ち上げ後にKOMPSAT-3の関係者は会見に参加するのか。
並河:地上局で追跡しなくてもプログラムで実行される。衛星側の分離信号はパース局で受信できる。打ち上げ後の会見には韓国の方も登壇予定です。

毎日新聞:デュアルミッションは民間移管後では初だが、これより前は何であったか。
並河:前回は12号機である。なお、5号機と6号機も同様である。毎号、6号機の失敗をふまえて確認し、機器の信頼性を高めている。今号がデュアルミッションだからといって特別な事は無い。
 (※H-IIAの5号機、6号機、12号機は全て情報収集衛星の打ち上げ)

東京会場
時事通信:機体のカメラはどこにあるか。
並河:衛星分離の画像は見える予定。主要な分離(SRB等)も確認できるカメラがある。

筑波会場
NVS:今回の21号機の第2段は高度化の改修がされているが、他に変更点はあるか。
並河:前回からの大きい変更は無いが、通信機などが新しいものに変更された。

種子島会場
NVS:しずくのA−Train投入に二ヶ月かける理由は何か。
中川:二ヶ月は長く感じられると思うが、初期に20キロ程度下に投入するのは、ロケット側に誤差が出た場合に軌道がA−Trainを横切らないようにするため。相対位置関係がまずいと、アクア(NASA)を追い越して、もう一周必要になってしまう。 ポイントに入れるためには必要な時間である。

鹿児島テレビ:海外(韓国)の衛星が入るが、建前上は衛星の中身は不明だが、この警備状況で十分か。国内の情報収集衛星(IGS)は国から警備の要請があるが、海外衛星の場合はどうか。
川上:通常と変わらない。現状で十分と考えている。なお、言語などは気を遣っている。

以上です。


No.1566 :出荷を待つH-IIB・F3 ●添付画像ファイル
投稿日 2012年3月8日(木)22時22分 投稿者 柴田孔明

H-IIB・F3は、3月14日に種子島に向けて出荷される予定です。今年の夏に打ち上げが予定されていますが、その前にH-IIA・F21の打ち上げがあります。

※工場内にはH-IIAの21と22号機もありました。H-IIA・F21については2段目がこれまでと異なります。


No.1565 :H-IIBの2段目 ●添付画像ファイル
投稿日 2012年3月8日(木)22時11分 投稿者 柴田孔明

2段目はH-IIAと同じで、エンジンもLE-5Bが1基。


No.1564 :エンジン ●添付画像ファイル
投稿日 2012年3月8日(木)22時09分 投稿者 柴田孔明

H-IIBロケットのメインエンジンLE-7Aが2基。
(※SRB-Aはまだ取り付けられていません)


No.1563 :H-IIB・F3 ●添付画像ファイル
投稿日 2012年3月8日(木)22時06分 投稿者 柴田孔明

1段目の先端部。


No.1562 :H-IIB・F3機体 ●添付画像ファイル
投稿日 2012年3月8日(木)22時04分 投稿者 柴田孔明

中央のオレンジ色の機体が、今年夏に打ち上げ予定のH2Bロケット3号機の1段目。


No.1561 :H-IIBロケット3号機のコア機体公開 ●添付画像ファイル
投稿日 2012年3月8日(木)22時02分 投稿者 柴田孔明

2012年3月8日14時より、H-IIBロケット3号機のコア機体公開と概要説明が三菱重工株式会社 名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場で行われました。
(※一部敬称を略させていただきました。)

登壇者
宇宙航空研究開発機構 H-IIBロケットプロジェクトチーム
宇治野 巧 プロジェクトマネージャ
三菱重工業株式会社 宇宙事業部
秋山 勝彦 H-IIA/H-IIBロケットプロジェクトマネージャ

・飛行計画
 H-IIB・F3は、打ち上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角108.5度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行する。その後、固体ロケットブースタ、衛星フェアリング、第1段を分離する。引き続いて、第2段エンジンの燃焼後に所定の軌道上で「こうのとり」3号機を分離する。この後、主ミッション終了後のロケット第2段について、南太平洋上へ制御落下実験を行う。
(※「こうのとり」:宇宙ステーション補給機:HTV:H-II Transfer Vehicle)

・特記事項
 1.H-IIAロケットで開発し、H-IIBロケットに使用しているアビオニクス機器の内部で使用している部品が枯渇したことを受け、再開発を実施。H-IIB・F3から適用する。
 (※第2段誘導制御計算機、第2段慣性センサユニット、第2段アクチュエータコントローラ、第1段誘導制御計算機、データ収集装置、テレメータ送信機、搭載カメラ、搭載ソフトウェア)

 2.H-IIB・F2の打ち上げにおいて、第2段機体の制御落下実験を実施し、実験は成功した。H-IIB・F3においても、再現性も含むデータ取得のための実験として実施する。

 3.H-IIB開発で極低温環境下でのデータ取得およびインターフェース確認を行うと共に、H-IIB・TF1/F2により、安定した打ち上げ基盤が構築できたため、H-IIB・F3以降は原則としてF-0(極低温点検)は実施しないこととした。

・進捗および今後の計画
 ・全段機能試験(MCO) MHI飛島工場で完了
 ・出荷準備      MHI飛島工場で実施中
 ・機体工場出荷    3/14予定
 ・射場整備作業(種子島宇宙センター)
  ・機体VOS    H-IIA・F21前に実施
  (VOS:Vehicle On Stand:ロケットの射点据え付け)
  ※H-IIA・F21射場整備作業期間中は一時休止
  ・機体整備・機能点検 H-IIA・F21打ち上げ後再開
  ・電磁適合性試験  ※再開発アビオニクス機器対応として実施
 ・打ち上げ      今年夏頃

質疑応答

・中日新聞
 H-IIB・F3とH-IIA・F21の打ち上げスケジュール。H-IIB・F3の改良点。今後のJAXAから三菱重工へのH-IIB事業委託について。
・宇治野・H-IIB・F3夏期ということで7〜9月で関係機関と調整中。改良点はアビオニクスの再開発があったが、これはH-IIAも含めての話である。またH-IIB・F2で発生したストラットのねじれ対策をしてH-IIA(F19)で確認済みだが、H-IIBとしては初めてとなる。
H-IIBの民営化(委託)については調整中。3号機の成功後に確認したい。
H-IIA・F21はH-IIB・F3の前に打ち上げ予定だが、また調整中である。

CBC・今回の単体での開発費はいくらか。H-IIBは1年ごとの打ち上げ方針だったが今後はどうなるか。
宇治野・今回は140億くらいだと思う(*)。今回はアビオニクスの再開発があるので、前回と少し違う。
1年で1回の打ち上げ予定だが、HTVのミッションは荷物の調整と、国際的な輸送機の調整がある。取り決めにより決まった打ち上げ回数はあるが、今後増やしていくかどうかは調整で決まってゆく。
H-IIB向けの大型衛星につては構想・検討段階である。具体的な計画にはなっていない。
(*初号機の製造から打ち上げで147億円。極低温点検(F-0)無しの今回で140億円)

読売新聞・H-IIB・F4の打ち上げ予定時期はいつか。2号機からのコストの増減。民営化の背景と目的、三菱重工のメリットは何があるか。
秋山・4号機は調整中。1年に1回の予定であり再来年度(来年)。
民営化のメリットは、三菱重工から顧客に対して提案できるミッションのバリエーションが増える。
宇治野・コストは基本的には大きく変わっていない。

朝日新聞・再開発アビオニクスは全体の何パーセントか。今回の再開発で次の枯渇までどれくらい持つのか。極低温点検(F0)削除の効果は何か。
宇治野・再開発のアビオニクスは、ほぼ全部である。ただしスケジュールがきついので、今回のH-IIB・F3で確認せず、後続のH-IIAで確認するものもある。枯渇に対しては20機前後に対応できるように(商社に)部品を買って保管してもらい、再購入して対応している。これから部品が枯渇したら再開発となるが、20機はロケットの性能やコストで方向性を見直す機会ともなる。
再開発はロケットの設計変更無しにできるようにしているが、改良もしている。
極低温点検(F-0)削除で7億円の削減ができる。

日本経済新聞・H-IIBの民営化によって海外からの受注で何が期待できるか。三菱電機の指名停止による影響はあるか。
秋山・民営化のH-IIAの202型と204型の2種だが、これを上回る能力のH-IIBを加えることで顧客にいろいろな対応ができると提案できるメリットがある。
宇治野・指名停止の影響は担当部署が違うのでここでは答えられない。

SAC浜田・制御落下の意義と、正確な落下位置を教えていただきたい。
宇治野・自然落下でも人身に与えるリスクは低いが、制御落下でさらに安全性を高めることができる。また実験をすることで機体が分解する高度などが判ると、安全範囲の設定がより詳しくできる。技術を発展していくことは大きな意義がある。
落下位置は南緯50〜53度前後、東経180〜250度くらい。どの高度で壊れるかなど判っていないので、非常に広い範囲を想定している。南極に近いので被害は無いと予想される。

朝日新聞・三菱電機の指名停止は担当範囲内で影響はあったか。昨今の円高によるビジネスへの影響。海外調達の部品は何パーセントくらいか。
宇治野・三菱電気の関係だが、今のところ我々のプロジェクトには影響は出ていない。
国産化率は92%。第2段液酸タンク、液水タンクのドームなどは海外調達。H-IIAと同じ。
秋山・円高は厳しい状況。ロケットだけでなくパッケージで売り込んでいきたい。

日刊工業新聞・H-IIBの国内需要は何かあるか。
秋山・HTV以外で具体化しているものは今のところ無い。

大塚・H-IIBは商業打ち上げで大型衛星を打ち上げるメリットがあるとの話があったが、今の感触など。
秋山・どういった形がいいのか検討中である。

大塚・4号機からJAXAから三菱に移管するのか。
秋山・まだ調整中との認識である。

NVS・H-IIAの新型2段はH-IIBに搭載するのか。
宇治野・H-IIAの高度化(衛星の推進薬節約など)はJAXAが取り組んでいるが、H-IIBにもメリットがある。ただし現在のHTVの打ち上げでは今のところ必要が無い。一般の人工衛星打ち上げで適用すればメリットがある。

以上です。


No.1560 :写真のみ再掲載 ●添付画像ファイル
投稿日 2012年1月27日(金)22時04分 投稿者 柴田孔明

星出宇宙飛行士と小型衛星放出機構
※写真が出なかったので再掲載


No.1559 :星出宇宙飛行士と小型衛星放出機構
投稿日 2012年1月27日(金)22時02分 投稿者 柴田孔明

2012年1月25日午前から、筑波宇宙センターにて星出宇宙飛行士による会見と小型衛星放出機構の報道公開が行われました。
写真は放出機構を説明する星出彰彦宇宙飛行士(手前)。小型衛星放出機構は平成24年度にHTV3(こうのとり3号機)で打ち上げ予定で、ソユーズでISSに向かう星出宇宙飛行士(ISS第32次〜第33次の長期滞在)と宇宙で再会することになります。